職業訓練校って、どんな雰囲気なんだろう?私も通う前は「PC初心者でも大丈夫?」「年齢層は?」と不安に思っていました。
この記事では、実際にWebデザイン・Webマーケティング系の職業訓練校に半年間通った私の体験をお話しします。これから受講を考えている方の参考になれば幸いです。
1.私が通った職業訓練校の概要とカリキュラム内容

私が受講したのは、WebデザインとWebマーケティングを学ぶ求職者支援訓練の6か月コースです。
4か月はオンラインで講義と演習、2か月は通学で実習を中心に学習しました。
カリキュラムの比率はおおよそ
- Webマーケティングが5割
- Web制作が3割
- ビジネス基礎などが2割。
デザイン制作から運用・分析まで、幅広い内容をカバーしていました。
2.授業の進め方と学べる内容
オンライン/通学授業の違い
オンライン授業はZoomを使用し、講師の顔を見ながら自宅で1日受講します。画面共有で資料を見ながら進むため、通学と変わらない臨場感がありました。
通学では、対面授業で課題制作を行います。オンラインで学んだ知識を実習で形にしていく過程は、達成感のある経験でした。チーム制作の課題もあり、コミュニケーション力が求められました。
講師の雰囲気
講師の方々はフランクで話しやすく「ここ、もう一度説明してもらえますか?」と気軽に声をかけられる雰囲気です。
PC初心者の方も多くいましたが、授業は一つひとつ丁寧に進められ、わからないところはその場でフォローしてもらえます。最初はマウス操作もおぼつかなかった人が、卒業時にはスムーズにタイピングしていたのが印象的でした。
クラスメイトの年齢層と雰囲気

年代・性別のバランスと特徴
クラスは20代から50代までの約30名で構成されていました。最も多かったのは30代半ばの層で、女性がやや多め。小さな子どもがいるお母さんや、キャリアチェンジを目指す方も多く、多様な背景の人が集まっていました。
授業中は自然と助け合う雰囲気があり、PC操作で困っている人がいれば、経験者が隣でサポートする場面もありました。
生徒同士の関わりと印象的だった空気
性別・年齢問わずクラスの仲は良く、授業外でランチや飲み会が開かれることもありました。また訓練校主催の懇親会も開催されました。
印象的な空気:就活への姿勢
印象的だったのは、全員が「就職を目指している」という共通の目的を持っていたこと。そのため授業中は集中度が高く、学ぶ姿勢が前向きでした。
一方で、クラスメイトの就職が決まると「おめでとう」という気持ちと同時に、「自分も頑張らなきゃ…」と焦りを感じることもありました。
しかし同じように焦ったり・悩みを共有する仲間がいたことで、孤独にならずに就活を続けられたと思います。
職業訓練で感じた学びと成長
半年間で感じた一番の収穫は、スキルを獲得した以上に気持ちが前向きになったことでした。
最初は「自分にできるだろうか」という不安のほうが大きかったものの、学ぶことが日常になるうちに、少しずつ自信が戻ってきました。そして、「完璧を目指すより、まず動いてみることが大切だ」と実感するようになりました。
訓練校というと堅い印象を持つ人も多いかもしれませんが、実際はもっと温かく、人とのつながりを感じられる場所です。迷っている方は、まずは見学や説明会に参加してみてください。
職業訓練を検討している人へのアドバイス
もし今、職業訓練に通うことを迷っているなら、まずはハローワークで相談することをおすすめします。担当の方が手厚くサポートしてくれます。訓練校の見学会もハローワーク経由で応募できます。
PC操作が苦手でも、ブランクがあっても問題ありません。私も不安を抱えたまま始めましたが、講師もクラスメイトも親身に接してくれたおかげで、安心して学習できました。
半年間で得たのは、スキルだけでなく「もう一度頑張ってみよう」という前向きな気持ちです。この体験談が、これから挑戦する方の小さな後押しになれば嬉しいです。訓練校に興味を持つ人へ、この体験談が挑戦の小さな後押しになれば嬉しいです。
